映画・テレビ

2018年9月17日 (月)

懐古にとどまらず。/SUNNY 強い気持ち・強い愛

Sunny_poster

2011年に公開された韓国映画
「サニー 永遠の仲間たち」を日本でリメイクした
「サニー 強い気持ち・強い愛」を鑑賞した。

予告編を観てもあまり自分には、
響かなかったので、観るつもりはなかった。
(年代的にはドンピシャなのに)
が、映画鑑賞料割引の日と休日が重なったので
気が変わって豪華二本立てで、観てきた。
もう一本は、もはや、人類に敵なしの
ジェイソン・ステイサムが
サメと戦うという、期待しかないサメ映画
「MEG ザ・モンスター」。

Meg

【あらすじ】

夫と高校生の娘と暮らす40歳の専業主婦、阿部奈美(篠原涼子)は、日々の生活に空しさを感じていた。一方、独身で39歳の社長・伊藤芹香は、ガンで余命1か月を宣告されてしまう。およそ22年ぶりに再会した芹香にもう一度みんなに会いたいと告げられた奈美は、ある事件が原因で音信不通になった仲良しグループ“SUNNY(サニー)”のメンバーを捜そうとする。 (シネマトゥデイより抜粋)

【感想】

この映画の舞台になっている90年代、
当時は黙っていても、ヒットチャートの曲が
いやでも耳に入ってきたし、
興味のない曲でもサビぐらいは知っていた。

90年代のJ-POP史を述べる上で欠かすことのできない
安室奈美恵のデビューをリアルタイムで観て、
きしくも、この映画を観る前日に
引退したばかりの彼女を見届けた。

そんな彼女のヒット曲で幕を開けるのだが
何人もの「コギャル」たちが踊り出す
ミュージカル仕立てになっていて、
果たしてこの先、どう展開していくのか、不安になった。(笑)
ララランドのオープニングの時と同じ気持ちになった。

が、その不安はすぐに払拭された。
篠原涼子演じる、主人公の阿部春奈が
中心となって、かつて青春を共にした仲間たちを
探偵(リリー・フランキー)に依頼して探し出す。

20180917_211902

90年代と現代とを個々の人物描写を絡めつつ
上手くクロスさせながら話を展開させていく見せ方も、
とても面白い。

かつての親友たちが現代になって
いったいどんな人生を送っているのか?
が、1人づつ明かされていく経緯も
見ていてワクワクする。

Photo_nami

Photo_serika

Photo_ume

Photo_yuko

Photo_shin

Photo_nana

この辺の演出の巧さは、オリジナルを踏襲しているのか、
それてもリメイク独自のものなのか。気になるところ。

Photo
↑オリジナル版。


↑宇多丸さんのレビュー

演技に関しては、90年代の奈美を演じた広瀬すずが秀逸。
親が事業に失敗し、淡路島から都内の学校に転校してくるも、
オールコギャルの教室中におさげの髪型にダサい制服、
(今見ると、奈美の制服のほうがまともに見えるのだが)
方言丸出しの自己紹介に、のっけから笑われる始末。

Sunny_20180627_13_fixw_730_hq

20180917_211944

「イケてない」女子高生を
ほぼ、コメディーの勢いで全力体現。

芹那(山本舞香)のグループに仲間入り。
その中でもダサいと、愛のあるイジリをされまくるのだが、
その時のリアクションが実に面白い。

20180917_212032

20180917_212019

奈美がみんなと打ち解けてきた頃、
芹那が他の学生と小競り合いになった時に
突然、それを見てたまりかねた奈美が
白目をむいて奇声を発しながら相手に向かっていく絵面は
その演技の集大成的な場面とも言える。

そして、三浦春馬が演じる、
見ていて恥ずかしくてたまらない、
ナルシスオーラむんむんの藤井渉との恋の行方。
す・すごく切ない…。

Dhqjenjx4aewpaf

その中で、出演時間が最短ながらも、
心に残る演技をした、ともさかりえも、
凄まじかった。

とにかく、小道具からセリフまわし、
衣装からメイクまで、しっかりリサーチされて再現された
90年代がそこにはあった。

20180917_212004

90年代ノスタルジーにとどまらない、
これもどこか、

「タリーと私の秘密の時間」
「ブリグズビーベア」
「500ページの夢の束」
「インクレディブル・ファミリー」

に通じる、人生を見失った大人たちが
旧友たちと再会することで、
自分の人生を見直すきっかけになる
ある意味「現代の大人に向けた癒し映画」と
言えるかもしれない。

話は逸れますが…。

篠原涼子、むちゃくちゃキレイになりましたね。
ダウンタウンのテレビやCD売れてた頃しかみてなかったけど、
この人も、YUKIばりに、年重ねていい感じになっていきますね。

びっくりしました。
観てて、ドギマギしてしまいました。

あ、よく考えたら、篠原涼子も
小室哲哉に楽曲提供してもらって
90年代、一時代築いた人じゃないですか。
そこは、狙ってのキャストなのだろうか。

Iimg246x4731534208658s1lcou420514

…軌道修正。
上質。とても上質。
オリジナルの韓国映画も、
ぜひ観てみたい。

おすすめ!!!

| | コメント (0)

2018年9月 2日 (日)

9月・10月に観たい映画。

8月はついに書けなかったので、
今更ながらテキストレベルで。

・インクレディブル・ファミリー
・ミッション・インポッシブル フォールアウト
・追想(鑑賞見送り)
・タリーと私の秘密の時間
・ショック・ウェーブ
・アントマン & ワスプ

9月

●500ページの夢の束
20180901_232015

ダコタ・ファニング演じる自閉症の女の子が
大好きなスタートレックの脚本コンテストに応募することに。
なぜか郵送だと間に合わないことがわかり、
書き上げた脚本を手に、手渡ししに旅をするという話。

映画が好きでよかった。
と思える内容らしく、名作「グリブズビーベア」と
通ずるものを感じ、楽しみな限り。

●プート大人になった僕
20180901_232032

プーさんがイメージしていたものと違い、
小汚い感じでびっくりしたんだけど、
これは我々がよく知るプーとクリストファー・ロビンが
無垢だった時代から数十年後の話。

これも、疲れた大人癒しムービー臭がプンプンしやがる。

●ザ・プレデター
20180901_232049

子供が間違えて街に宇宙ハンタープレデターを
召喚してしまうという凄い設定で始まるらしい本作。
期待してないけど、絶対に観たい。という矛盾。
プレデターブランドの凄さ。

●スカイスクレイパー
20180901_232107

ザ・ロック様版ダイハード。
タワーリングインフェルノ。

●クワイエット・プレイス
20180901_232122

50年ぶりの続編
「メリー・ポピンズリターンズ」
に主演するエミリー・ブラント主演。

音を立てたら何かがやってきて即死させられる世界に住む
家族のサバイバルストーリー。

その「何か」を見てしまった自分が悔やまれる。

●クレイジーリッチ!
20180901_232139

キャスト・スタッフすべてアジア人で構成された
映画がハリウッドを席巻、続編も作られる本作。
話題なので見てみたい。

●ゼイリブ
20180901_232155

日曜洋画劇場で散々観た本作を、
映画館で観ることになるとは。
とはいえ、内容忘れてるし楽しみ。

10月

●イコライザー
20180901_232228

19秒で10人単位の悪人を瞬殺できる
凄腕アサシンのお話し第2弾。

●スカイライン 奪還
20180901_232244

まさか、続編を作るとは…。
ありがとうございます。

●ファイティン!
20180901_232301

「新感染」「犯罪とし」で一目惚れした
マ・ドンソクさん最新主演作。
無条件で鑑賞願望フツフツ。

●サーチ
20180901_232317

失踪した娘をネットで検索する父。
そこで知る娘の闇。
全編パソコン画面で物語が展開するという
実験的で面白そうな作品。

●バーバラと心の巨人
20180901_232356
彼女にしか見えない、
この世を破壊する恐ろしい巨人から
身を守ろうとするも完全に変人扱い。

SFではなく、ヒューマンドラマ。
「シンクロナイズドモンスター」
みたいにならないでほしい。

| | コメント (0)

2018年8月27日 (月)

子を持つ主婦・旦那さんへ捧ぐ。/タリーと私の秘密の時間

320

「マッドマックス 怒りのデスロード」
「アトミック・ブロンド」
でアクション女優のイメージが強くなりつつある
シャーリーズ・セロンが、珍しく普通の主婦を演じた
「タリーと私の秘密の時間」を観た。

役柄は普通なのに、その役作りは超過酷。
キャリア最多となる20キロ? 増量をし、
主演だけではなくプロデューサーも兼ね、
「ヤングアダルト」でタッグを組んだ
ジェイソン・ライト監督と共に贈る意欲作。

シャーリーズは、この役作りのために
半年かけて増量し、1年半かけて元の体重に戻したそうで、
本人曰く

「過酷な増量をするうちに精神が磨り減り、
診断をされたわけではないが鬱状態のような状態になり、
撮影中も常に疲れていた。

でも、マーロは育児に疲れはてた主婦というキャラだし
そこは役に合っていていいと思った」

と、結構、身を危険にさらしての役どころ。

Ddjfhtfv0aayquk

【あらすじ】

2人の幼い子供を持つマーロ(シャーリーズ)は育児に大忙しだったが、3人目を身ごもりながらもなんとか日々家事をこなしていた。家事は全てマーロ任せ、彼女も夫もそれが当たり前だと思い込み、夫婦の間にはなんら衝突もなく日々が過ぎていった。マーロの身体と精神は蝕まれ、激太りし、生きた屍の状態に。

__4
寝室に入ると、いつもゲームをしている旦那。

ある日、マーロの兄の家へ遊びに行った際、マーロの状態を見かねた兄は、彼女に夜専門のベビーシッターを雇うよう勧める。しかし「見知らぬ人に自分の子供を預けるのは、罪悪感を感じるし気がひける」とためらう彼女に兄は無理やり電話番号を渡すのだった。

今の生活に限界を感じたマーロはついに、ベビーシッターに電話をする。しかし、やってきたシッター(タリー)は、ヘソ出しルックにイマドキ女子という風体で、自分の子供を任せていいものか、不安になるも「私に頼って。」と自信満々。

1015073_03
赤ちゃんは任せとき! 授乳の時だけ起こすから! これだけでもすごい助かるんだろうな。

E41c796ad05426cecbd34fc288caa456

最初は「この人、大丈夫なの?」疑心暗鬼だったマーロだったが、自分の子供への対応を見ているうちに、心を開き、タリーと打ち解けていき、心に余裕のできたマーロは人生に輝きを取り戻していくのだった。

【感想】

シャーリーズ・セロンの役作りが話題になっているが
映画のストーリーも秀逸だった。
頑張りすぎて、疲弊している現代人に向けて作られた、
大人のための「メリー・ポピンズ的」ファンタジーとでも呼ぼうか。
マーロが劇中時々口にする

「私は人に頼るのが苦手なの」

というセリフ、自分にも当てはまってドッキリ。
人に頼らず、全部自分でやってしまう。汗

この作品を観て、德永英明のシングル曲「バトン」を思い出した。
頑張りすぎな現代人に向けて「負けてもいい、無理すんな」的な
歌詞の内容は、この映画のテーマとに通ったところがある気がした。

そして、映画のタイトルになっているナイトシッターの「タリー」も
疲弊しきったマーロを完璧までにサポート。
家事・育児だけでなく、彼女との友情も築いていく。

マーロに対して、
「自分のケアをしてあげて」と
何度もアドバイスをしたり、
夫との夜の営みも遠のいていたのだが、
タリーの計らいで夫と素晴らしい一夜を過ごせたり。
ウェイトレスのコスプレで夫を撃沈したそうな。めでたし!(笑)
タリーのおかげでマーロは本来の自分を取り戻す。

20180803tullymain

…と、ここまで聞くと、
いたって普通な「失った自分を取り戻す」という
ありがちなヒューマンドラマで終わってしまうのだが、

実はこの映画、すごいトリックが隠されていて
観ていて心臓がバクバクしていた。
さすがハリウッド! シャーリーズ姐さん!

もちろん、それが何かは映画を観るべきだし
文章にしても「へぇ!」ってなるだけなので。(笑)

でも、やっぱりマーロのランニングシーンは
すごいなあ、と思った。
贅肉ブルブル、胸から母乳吹き出しまくりで
知らない人に

「あ、これは母乳なの」

ってセリフがちょっと面白かった。(笑)
Aaa

【総評】

脚本家が実際に体験したことをベースに
ストーリーに落とし込んでいるらしいので、
育児や家事、夫との関係、子供の学校での出来事など、
実にリアルに描かれているらしい女性目線なこの作品。

家事や育児とは、予想以上に大変なのだな。
と改めて感じさせる内容で、
育児をしている、したことのある女性、
仕事と育児を両立させよとしている女性、
女性に限らず、老若男女が共感できる。

家事を嫁さんに任せきりにしている、
させられている人も是非ごらんになるといいかも。
(お前が言うな)

つまり、人類全員。

生きることに疲れた人へ贈る、ちょっと考え方変えたら
楽になるんじゃない? 的な人生の軌道修正映画。

秀作!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今年観た映画、ドラマ部門No. 1と言えるのでは。

是非に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

| | コメント (0)

2018年8月14日 (火)

カメラを止めるな!

76912

都内では1館のみの公開だったのが、
クチコミかSNSで話題となり、
40を超える都道府県にまで
拡大上映を果たした
「カメラを止めるな!」を観た。

予備知識なしで観た方が楽しめると思う。
なので、内容には触れず感想のみ。

最初は一体、どうなってしまうのか。
これからどんな展開になるのか。
と思ったけど、
中盤から「なるほどそういうことか」。
と、怒涛の完璧なまでの伏線回収と
衝撃の展開に笑いが止まらない。
映画館でこんなに笑ったのは初めてかも。

そして、「どんな展開になるのだろう」
と、先の読めない展開に、
久しぶりに、ワクワクしながら映画を観た。

製作者の思うツボ、
手のひらで転がされまくった。

有名な役者や、
お金をたくさん使わなくても
こんなに楽しく素晴らしい映画が
作れることを改めて思い知らせてくれた
歴史に残ると行っても良いレベルの
良質な作品だった。

映画館でみんなで笑ってこい!!!

| | コメント (0)

2018年7月11日 (水)

ブリグズビーな激ヤバ映画。/グリブズビーベア

70cf7fee19af4aa8940a0e4099e823e0

ポスターとタイトル見ただけで、
観たくてたまらなくなった映画。

あまり映画を観ない人からすると
逆にB級映画な匂いを感じるかもしれない。

けど、その真逆。
今までに無いような、素晴らしい内容だった。
こう叫びたい。

「ブリグズビー!!! 激ヤバ!!!」

【あらすじ】
赤ん坊の頃に誘拐され、偽の両親のもとで彼らが制作した教育番組「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った25歳の青年が、初めて外界に出たことから巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。外の世界から隔絶された小さなシェルターで、両親と3人だけで暮らす25歳のジェームス。子どもの頃から毎週届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、現在はその世界の研究に没頭する日々を送っていた。そんなある日、シェルターに警察がやって来て、両親は逮捕されてしまう。これまでジェームスが両親だと思っていた男女は、実は誘拐犯だったのだ。ジェームスは生まれて初めて外の世界に連れ出され、“本当の家族”と一緒に暮らすことになるが……。(映画ドットコムより引用)

【感想】
誘拐・監禁ものという
人によっては警戒して一歩引いてしまう内容なのだが
テーマはあくまでグリブズビーベアを通して
人生の再起や人との繋がりなどを描いた深い作品。

誘拐されていたジェームスの周りの人が
とてもあたたかく、優しいのが微笑ましい。

とくに、ジェームスの事件を担当した?
刑事役のグレッグ・ギニア。

久しぶりにお見かけしたけど、
存在に深みがあっていい感じ。

ジェームスの為に、色々無理する。
いい人過ぎるデカ。大丈夫か。(笑)

でも、やっぱり懐の広い愛情で
全身全霊でジェームスの帰りを待ちわび
変わり果てた息子を必死に受け入れようとする
彼の両親が心を打った。

誘拐犯が作った手作り番組「グリブズビーベア」を
25年間も休むことなく見せられていたので
仕方がないにしても、寝ても覚めてもそのことばかり。
それに洗脳されてしまっている。

ベアは彼らにとっては、誘拐した犯人しか連想させず
それを口にするたびに、夫婦の心はえぐられる思い。
それでも、それを受け入れようとする姿勢には涙が出る。

そんな、負の要因でしかなかったかに思えた
「グリブズビーベア」だったが、
その番組がジェームスの周りに、変化をもたらす。

そして、スターウォーズシリーズでおなじみの
誘拐犯役のマーク・ハミルの存在感。

もっと彼の演技を見せて欲しい。
というのを見透かしてか、
出番はとても少ないながら、
かなり強いインパクトを残して行く。

ヘンテコな音楽とビジュアル、
素人が作ったCG合成が味わいがあっていいけど、
これがエンドロール流れる頃には
これのグッズが欲しい。となっていく。

想像以上に素晴らしい作品だった。

| | コメント (0)

2018年7月 9日 (月)

腕時計を忘れて会社に行った。
引っ越したばかりなので社屋には
壁掛け時計がない。

なので、パソコンに表示されている
デジタルな文字で時間を確認するしかない。

けど、自分はアナログじゃないと
時間の感覚がうまく掴めない。
数字で13時40分とか見ても、
ピンとこない。

アナログで針の位置が
13と40を指してないと、
その時間なのだな。
という認識がしにくい。

というわけで、
時計を忘れたその日は
完全に時間の感覚が狂い、
仕事に集中できた。(笑)

「あ、13時だ、お昼食べなきゃ」
「19時だ、定時だし帰りたいな」

という邪念がわかない。
結局21時すぎまで仕事したけど
なんか、まだ働ける感じだった。

腕時計なくても携帯で十分。
なんてとんでもない。
いちいち、携帯の出し入れ、
電源入れなきゃ時計が見られない。
めんどくさすぎ。

腕時計をしましょう。
オススメはスイスのメーカー、
マンディーンの時計。

駅の構内で使われていたものを
腕時計にしたそうだ。

9b7057f27ea141829a2b74162fde333b


| | コメント (2)

2018年7月 8日 (日)

事故物件、洗浄します。ルーム・ロンダリング

439a1a64975fec82171bf887f585698be5e

池田イライザ・オダギリジョー出演の
「ルーム・ロンダリング」を観た。

マネー・ロンダリング(資金洗浄)という言葉は
マフィア映画でよく耳にするが、
ルーム・ロンダリングとは面白い。

だいたい、予想はつくが
殺人や自殺が起きた、ワケあり物件にまつわる話。

【あらすじ】
5歳で父親と死別した八雲御子。翌年には母親も失踪してしまい、祖母に引き取られた御子だが、18歳になると祖母も亡くなり、天涯孤独となってしまった。しかし、祖母の葬式に母親の弟である雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれた。その仕事とは、ワケあり物件に住み込んで事故の履歴を帳消しにし、次の住人を迎えるまでにクリーンな空き部屋へと浄化すること=“ルームロンダリング”。引っ込み思案で人づき合いが苦手な御子にとって都合の良い仕事だったはずが、行く先々で待ち受けていたのは、幽霊となって部屋に居座る、この世に未練たらたらな元住人たち。ミュージシャンになる夢を諦めきれないパンクロッカーや見ず知らずの男に命を奪われ恨み節が止まらないOL、カニの扮装をした小学生!?なぜか彼らの姿が見えてしまう御子は、そのお悩み相談に振り回されて…!?

本作はTSUTAYAが新たなクリエイターの発掘を目指してオリジナル企画を募集するコンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2015」で、『嘘を愛する女』(18)に次ぐ準グランプリ Filmarks賞を受賞した企画の映画化。(公式サイトより抜粋)

続きを読む "事故物件、洗浄します。ルーム・ロンダリング"

| | コメント (0)

2018年6月30日 (土)

2018年6月までに観た映画のおさらい。

今年も早いもので、残るところあと半年。
来年のほぼ日手帳も販売間近。

ということで、
これまた勝手に半年間で劇場で鑑賞した作品を
エキサイトした順番に部門別でおさらい。

今年は例年以上に傑作ラッシュ。
自分が観た映画史に次々と
くさびを打ち込まれる思い。

●アニメ部門

1、リメンバー・ミー

Rm

アニメはこの一本のみ。
ディズニーが「生と死」をテーマに映画を作るとこうなる。
死後の世界感や設定が秀逸で、大切な人を思い出すきっかけになる。

●アクション部門

1、ランペイジ 巨獣大乱闘

32032

考古学者にして元特殊部隊という
すごい設定もロック様なら違和感なし。
可愛がっていた動物が凶暴化するという設定が面白く
作品に一捻り効かせた効果を生んでいて面白かった。

2、デッド・プール2

20180527_232255

1作目よりもこっちの方が個人的に観ていて楽しい。
悪ふざけ・グロさもパワーアップ。
このくらいやりきってしまわれると
逆に爽快感さえ覚える感じ。みんなが楽しそうに演じている。

3、レディ・ガイ

A13xnptnwwl_sy445_

男の殺し屋が、拉致されて目覚めたら
性転換手術を受けされられ、女になっていた。

「タマはなくても、弾丸(タマ)はある」

という、名コピーにも惹かれていたが
蓋を開けてみると、案外凡作で
テーマを生かしきれていなかった。

でも、発想がすごいいいと思った。

●サスペンス部門

1、ブリムストーン

32033

子役なイメージから脱却したダコタ・ファニングが挑む
とある変態男から逃げまくる西部劇。(表現あってるかな)

なぜか短期間公開で終わってしまったけど
かなりインパクトがあった。

2、ゲティ家の身代金

320

金持ちは鬼畜が多いんだな。
と、改めて思い知らされる、実話ベースのサスペンス。
途中、映画を見慣れている自分でも目を背けたくなるシーンも。

クリストファー・プラマーの貢献度が大きい作品。

3、モリーズ・ゲーム

32034

コンプレクスの塊の元アスリートが
ふとしたことからポーカー賭博の危険な世界に身を投じ
破滅するまでを描く、スリリングなサスペンス。

原作も読んだけど、面白かった。
彼女はポーカーをやらない、主催者の立場だけど
ギャンブル依存なのはプレイヤーとなんら
変わらない。と感じた。

●クライム部門

1、犯罪都市

20180603_100821

怖い・グロい・面白いの3拍子そろった
韓国産のクライム映画。
主役のマ・ドンソクの片手でチンピラを
ぶっ倒す爽快さと彼のコミカル演技が最高。
Blu-ray欲しい。

●戦争部門

1、アローン

20180527_232409

大好き砂埃映画。
サバイバルかと思ったら、
地雷を踏んだことで自分自身と対峙することになるという
異色の心理描写映画。自分は好きだった。

2、ロープ戦場の生命線

72209b8d2291cd9fb03c7ffc63745a88

井戸に落ちた死体の回収をめぐり
戦争やそれに関わる人たちを描く
異色なヒューマンドラマ。

3、希望のかなた

20180603_100903

ヒューマンドラマだけど
難民がテーマなので戦争部門に。
どことなくシュール? な独特な空気感が癖になる。
この監督の過去作がとても気になるところ。

●スポーツ部門

1、ダンガル きっとつよくなる

32035

インド産、胸熱スポ根映画。
本当に感動した。バーフバリもいいけど
個人的にはこっち盛り上げていきたい感じ。笑

●ミュージカル部門

グレイテスト・ショーマン

32030

上半期で1番と言っていいかもしれない
壮絶スペクタクル感動ミュージカル。

楽曲がミュージカルというより
ノリのいいポップソングなので、
ミュージカルという認識が自分の中にはないけど、
なぜか涙腺緩み映画。

●ドラマ部門

1、恋は雨上がりのように

Ka

見終わったあと不思議な感覚にとらわれる。
制服映画生産数、世界ナンバーワンの邦画の中に
危うく埋もれて観ないで人生終わるところだった。
心に深く刻まれた秀作。空手チョップ。

2、万引き家族

20180603_101412

訳あり家族を通して、家族のあり方を問うた、
是枝監督の渾身作。
メイキング観ると新しい発見があったりして
もう一度映画を見たくなる。必見。

3、タクシー運転手 約束は国境を越えて

20180603_100724

1980年代に実際に韓国で発生した
歴史の闇をタクシー運転手を通して描いた衝撃作。
あえてポスターが笑顔なのが、コントラストが効いていて良い。

4、ブリグズビー・ベア

7537057198671line_

赤ん坊の頃に誘拐され、25年間シェルターで育てられた青年。
彼は誘拐犯の両親が手作りで作った「グリブズビーベア」という
SF映画だけを見て育ってきた。

誘拐犯は逮捕された彼はグリブズビーベアーの
映画を自分で製作し、過去を清算しようと試みる。

すごいよかった。異色作。
スターウォーズシリーズのマーク・ハミルの名演。

5、婚約者の恋人

320k

フランス産、モノクロとカラーのマッチング映画。
婚約者が戦死、彼の友人と名乗る男性が女性の前に現れる。
でもその友人、実は…。的な。

映像が美しすぎて、それを見るだけでも価値あり。

6、スリー・ビルボード

Threeposter2

娘を惨殺されるも、警察の捜査方法に
不満を抱く母が町の外れに警察を批判する広告を掲出。
そこから小さな街は混乱に陥り、
母の身の回りも状況が変化し始める。

超絶骨太演技合戦映画。見といた方がいい。

7、フロリダ・プロジェクト

B37109aa4364072e9140b65aac4cee4d0de

フロリダ州ディズニーワールドのすぐそばにある
貧困層がひしめくモーテルで暮らす母子家庭の話。
半年以上待たされてようやく鑑賞できた。
待っただけの価値はあった。

8、30年後の同窓会

30

3人の名優による、演技の掛け合いが見もの。
くたびれ果てたオッサン3人がスクリーンに
所狭しと映し出されるだけで、暑苦しいけど
のほほんとできる、大人のロードムービー。

と、各部門に分けたけど、
総合的にいま、1番印象に残っているのは

「恋は雨上がりのように」

だと思う。
もちろん、過去に観た映画も素晴らしいんだけど、
時間が経つと上書きされていく…というのもあるかも。(笑)
半年後におさらいしたら、挙る作品も変わってくる気がする。

いろんな映画を観ているのに、何故にこれなの?
と不思議に思われそうだが、面白いものは面白い。
でも、自分でもびっくりしている。

個人的には大泉洋の役に思い入れがあったかも。
同じ40代で歳も近いし、感じるところも似てるところもあったり。
本当いい映画。はよ、Blu-ray出してー

以上。
といいつつ、この記事を書いている時点で、
まだ数本6月に観る映画が何本かあるので、
気が向いたら更新したい。

| | コメント (0)

2018年6月24日 (日)

【ネタバレあり】恋は雨上がりのように

この記事はしばらくトップに載せる。(笑)
最新記事は、この記事の下に表示されます。

Ka

なんとなく作品は知っていたが
全くもってノーマークなこの作品、
予告編ずっと観ていたら
サブリミナルでも仕込んであったのか、
劇場で鑑賞することに決めた。

続きを読む "【ネタバレあり】恋は雨上がりのように"

| | コメント (2)

2018年6月19日 (火)

演技合戦。/30年後の同窓会

30

観ようか迷っていた「30年後の同窓会」を観た。
TOHOシネマズ新宿では、何故か1週間の限定公開の上、
タイムスケジュールもお昼に1回、夜中の2時に1回程度と、
観せる気があるのか。と疑うレベル。

【あらすじ】
「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督が、「さらば冬のかもめ」でも知られるダリル・ポニックサンの小説を原作に、30年ぶりに再会した男たちの再生の旅路を描いたロードムービー。男ひとりで酒浸りになりながらバーを営むサルと、過去を捨てて牧師となったミューラーのもとに、ある日、30年にわたって音信不通だった旧友のドクが突然現れる。ドクは1年前に妻に先立たれ、2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、死んだ息子を故郷に連れ帰る旅に同行してほしいと依頼する。30年前のある事件で大きく人生が変わってしまっていた3人は、ともに旅をし、語り合うことで、人生に再び輝きを取り戻していく。主人公の3人をスティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンという、いずれもアカデミー主演男優賞にノミネートされた経験を持つ実力派が演じる。(映画ドットコムより引用)

【感想】
観てよかった。
主役はくたびれ果てたオッサン3人、
絵面的には観てても何の面白みもない(笑)。

でも、深みと味わいがあった。
何より台詞、演技が圧巻。

1番台詞が多いブライアン・クランストンを始め、
会話のやり取りがすごい。
当たり前だが、本当にこの3人が
昔からの旧友って感じが肌で感じられるし、
30年前からこんな感じだったんだろうな。
と思わせる演技に見惚れる。

映画って、時間軸関係なく
スケジュールに沿っていろんな場面を撮影すると思うのだが、
「今日は、3人が仲良く喋るシーンです、はいスタート!」
ってなって、突然ああいう風にセッションが始まるって
本当、すごいな。っていつも思うのだが
この作品に関しては、特にそれを感じる。

とくに、3人の中で1番弾けたキャラのサル(ブライアン)は
自分の思ったことを包み隠さずガンガン話していくタイプで、
軍隊でも上官だろうが何だろうが、物申すタイプ。
そんな彼が、ストーリーを切り開いていくのだが。

B

51ppu2puwkl_sy445_

4547462097880
↑ブライアンの代表作は「ブレイキング・バッド」だろうか。
普通のオッサンが麻薬王に成り上がる恐ろしい話。観るのが辛かったが、面白い。
この人の演技がやっぱり殺気じみててすごい。

ダグが2番目に誘う旧友、
ミューラーも、昔は汚い言葉を使いまくる悪童だったが、
30年経った今では影をひそめ、なんと牧師に。

が、彼らとつるんでいる間に、汚い言葉を使うように。
嫁の前でもうっかりして、咎められたりしている。

演じるのは、ローレンス・フィッシュバーン。
いつも映画の中では死ぬことが多いが、今回は死なない。

R
↑いっぱい映画に出すぎてて、何をあげたらいいのかわからない。

主役だけど、1番おとなしくて台詞が少ないダグは
意外や、スティーブ・カレル。
コメディアンだし、1番うるさいイメージ。(笑)

20180513141257

Crazy_stupid_love_stupid

Little_miss_sunshine_ver5
↑「ラブ・アゲイン」「リトル・ミス・サンシャイン」が好きかなぁ。

ロードムービーとしても楽しめるし
意外と軍事関連の絡みが多かった。
でもやっぱり、このオッサンたちの
ヤンチャぶりが観てて楽しい!

携帯電話を初めて手にして
「何でもっと早く手にしなかったんだろう」
と喜ぶサルがいちいち可愛い。

オッサン万歳!!!
こんなに素晴らしい作品が
こんな扱いを受けているのが悲しいが、
レンタルでもいいのでお見知り置きを。

おすすめ!!!!!!!!!!!!!

| | コメント (0)

より以前の記事一覧